「アニマルコミュニケーター」と聞くと、映画「ドクター・ドリトル」を思い出される方が多いかもしれません。簡単に説明すると、アニマルコミュニケーターは、ドクター・ドリトルの様な存在で、テレパシーと直感を使って動物達の声を聞き、コミュニケーションをする人を意味します。
でも、実際にアニマルコミュニケーターは、実際どの様なことをするのでしょう?
アニマルコミュニケーターは、多くの人達が子どもの頃使っていたスキルを使用しています。まだ言葉を話すことの出来ない乳幼児は、考えや感情を直接相手の心に伝える(テレパシー)ことでコミュニケーションをしています。しかし残念ながら、この素晴らしいスキルは、言葉を学ぶ過程において失われてしまうことがほとんどです。
幼い頃、私達は、周りの大人達から言葉を使うことを教えられ、それによって存在を認められてきました。やがて、それが周りから気をひいてもらうための一番の方法なのだということに気付きます。その結果、使っていない筋肉が衰えてしまう様に、テレパシーを使ってのコミュニケーション能力を失ってしまうのです。しかし、この失ってしまった動物とのテレパシー(無言の言葉)を使ってのコミュニケーション能力は、訓練をすることによって、取り戻すことが出来ます。言い換えれば、アニマルコミュニケーションは、誰にでも出来ることなのです。
アニマルコミュニケーターは、専門家です。
誰でもアニマルコミュニケーションが出来るのであれば、何故、アニマルコミュニケーターが必要なのでしょう?アニマルコミュニケーター(私自身も含む)は、獣医や医師の様に専門家です。アニマルコミュニケーターは、ただ動物達からのメッセージを受け取るだけでなく、その動物の欲望や、必要としている事をどの様にして提供してあげられるのかを理解することが出来ます。それには数年の訓練が必要です。
飼い主の方々は、大切なペットのために常に最善を尽くしていますが、時にしてそれが十分と感じられない事があります。アニマルコミュニケーターは、その様な飼い主の方々のためにペットが何を感じ、何を必要としているのか、そしてどの様にしたら十分な愛情とケアを与えられるのかを理解するお手伝いをしています。
ペットは、常に飼い主に何かを伝えようとしています。ペットのことをよく理解しているつもりでも、時には原因や解決方法の見つからない問題に直面してしまうこともあります。ペットの言わば「問題行動」は、見逃されてしまったり、飼い主がある特定の状況でとった対処方法が精神的トラウマを引き起こしてしまっているのかもしれません。又は、身体のどこかに痛みを感じていたり、病気にかかっているという可能性もあります。ですから、大切なペットのためにどんなに尽くしている飼い主の方でもペットからのサインを読み間違え、その結果問題が生じてしまうことはあるものです。
アニマルコミュニケーターは、獣医や動物訓練士といった専門家達の補助的役割を果たすこともあります。獣医に連れて行ったにも関わらず、問題の原因が見つからなかった、若しくはある特定の期間訓練をしたにも関わらず、期待していた結果が見られなかったなどということがありませんか?それは、問題の原因が、ペットではなく、あなた自身の問題であるからかもしれません。又は、あなたのペットがアニマルコミュニケーターを通し、考えや感情を表現できる機会を持ち、あなたに何かを伝えたがっているのかもしれません。
アニマルコミュニケーターがなぜ必要なのでしょう?
飼い主は、大切なペットが幸せで、健康で、安心出来る環境作りのために出来る限りの事をしてあげたいと思うものです。全ての関係においてコミュニケーションはとても大切です。それはペットとの関係でも同じです。ペットとの良い関係を保つには、コミュニケーションをとりながら、相互理解のための努力をする必要があります。言い換えれば、良い関係は、良いコミュニケーションから始まるのです。
例えば、ペットの様子が変だと感じた時、その理由を知る一番の方法は何だと思いますか?それは、本人に聞くこと以外他にありません。
これは、ペットの健康や安全にとって、特に重要です。アニマルコミュニケーターは、健康上特に問題が見られないが、どうも様子がおかしい、問題行動の原因が分からないがために、問題は解決が出来ないといった際に、獣医や訓練士と共と協力して飼い主へのサポートをする事が出来ます。
ペットを理解する上で厄介なのは、人間と動物のコミュニケーション方法の違いにあります。ペットは日頃、何を感じ、痛みを感じているか、どの様な事で悩んでるのか、又は何故困惑しているか、何をして欲しいのか、どんな事を変えてもらいたいのかなどといった事を私達に伝えたがっています。そして、何かを教えたり、観点を伝える事によって、愛する飼い主の生活の質を高めようとしてくれています。
残念なことに、ペットが伝えようとしていることは、大半の場合、気付かれずにいます。あなたは今までに、伝えたいことを聞いてもらえなかったり、理解してもらえなかったり、常に誤解されてしまうことがどんなことであるかを想像したことがありますか?どれだけストレスが溜まるか想像したことがありますか?もしかしたら、あなたの大切なペットは、現在それを経験しているのかもしれません。
そんな時助けになるのが、アニマルコミュニケーターなのです!
アニマルコミュニケーターの役目とは?
アニマルコミュニケーターは、動物達に声を与え、バランスと調和の取れた家庭環境を築き上げるお手伝いをします。
私達は、「サイレントランゲージ(無言の言葉)」といわれるテレパシーを使って動物と繋がり、コミュニケーションをします。テレパシーとは、言葉や動作、仕草などなくして相手の考えや感情を読み取る力です。
言い換えれば、テレパシーとは、距離を超えた無言のコミュニケーションです。テレパシーを使っての動物とコミュニケーションは、感覚、視覚、聴覚、臭覚、そして味覚といった五感を使って行われます。その様にしてコミュニケーションを行うことによって、動物が何を感じ、何を必要とし、問題とその原因、問題をどう対処して欲しいのか、もしくは何が問題を悪化させるかなどといった情報を受け取ります。
典型的に、アニマルコミュニケーターは、下記の様な事のお手伝いをします。
- 心の問題や、問題行動
- 健康面での問題
- 引越しや、家族構成の変化などといった変化への心の準備
- 飼い主やペット兄妹の他界による深い悲しみ
- 他界したペットとのコミュニケーション
- 旅行、手術、来客などといった出来事への心の準備
- 里親として迎えた動物の心のサポートと、新しい環境に慣れるための手助け
- ペットが安らかに天国へ旅立つためのお手伝い
- 飼い主へのメッセージを伝える
- 訓練の成果を促す
ほとんどの動物達は、コミュニケーションする機会をとても良く受け入れてくれます。そして、自己表現の出来る機会を与えられることを喜び、考えや感情を素直に伝え、そしてとても貴重な知恵を教えてくれます。私は、動物や他人の感情にとても敏感なため、コミュニケーションの際には動物の感情や心の痛みを自分のものの様に感じ取ります。そして、それを言葉でも受け取ります。ですから、私の行うアニマルコミュニケーションは、私達が普段行っている会話と何の変わりがありません。
アニマルコミュニケーションの行い方
問題を解決する上で必要なのは、交渉です。それは、動物との間だけでなく、飼い主との間でも必要なことです。アニマルコミュニケーターとして働く中で、私は、飼い主のリーダーシップの不十分さ、飼い主自身の行動、飼い主の不明確な行動により、ペットが混乱、又は誤解することで生じた問題を多く目にしています。
私は、交渉をすることで、飼い主とペットが一緒に努力することで得られる解決方法を探り出します。それらの解決方法は、ライフスタイルや生活習慣の変化、ペットの食事の変化、トレーニング、そして対応の仕方や行動の修正などといったことです。
アニマルコミュニケーションのセッションは、ただ動物からメッセージを受け、それを飼い主に伝えるだけのものではありません。飼い主とペットがお互いを理解することで絆を更に深め、バランスと調和の取れた生活を築き上げるお手伝いをすること、それがアニマルコミュニケーターの役目なのです。
アニマルコミュニケーションって本当?
中には、アニマルコミュニケーションが本当なのかどうか、疑わしく思われている方もいらっしゃるでしょう。その答えは、あなた自身にあります。あなたは、動物とコミュニケーションを取ることに対して、どれだけ心を開いていますか?アニマルコミュニケーションは、動物を愛し、動物とのテレパシーによるコミュニケーションが可能であると思われる方に最適です。
アニマルコミュニケーターについて覚えておくべき事
- アニマルコミュニケーターは、病気や怪我の診断は決して行いません。
アニマルコミュニケーターは、獣医でも、訓練士でも、栄養士でも漢方医でもありません。ですから、獣医の治療や診断、又は上記の様な専門家の代用としてのご利用は避けて下さい。必要に応じては、これらの専門家にご相談することを、強くお勧めします。
- アニマルコミュニケーションは、マインドコントロールではありません。
アニマルコミュニケーターは、ペットに飼い主がして欲しいことを強制させることは出来ません。私たちと同様に、動物にも意志の自由があり、私達は、それを尊重するべきです。動物も変わりたいと思わなければ、変わりません。私達と同様に、動物にも人生経験や、生活環境から影響された観点があり、その道理にかなった行動をとっているのです。
そして大切なのは、問題の原因は、飼い主や家族がしていること、ペットの扱い方、ペットの生活環境や食事内容、ペットの知られざる過去など様々で、常にペット自身が原因であるわけではないということを覚えておくことです。
アニマルコミュニケーターは、動物の観点を探り出し、動物と飼い主に交渉することで、問題解決方法を見つけ出します。私達の目標は、問題を解決するために必要な真実、明確さ、そしてガイダンスを提供することで、動物と飼い主が幸せで、バランスと調和の取れた生活をするためのお手伝いをすることです。
アニマル コミュニケーターは、動物の観点を探り出し、交渉と問題解決を通して動物、そして飼い主と協力します。 私たちの目標は、問題を解決するために役立つ真実、明快さ、およびガイダンスを提供し、動物と飼い主が幸せでバランスと調和のとれた生活を送るお手伝いをすることです。
- アニマルコミュニケーターも、医師、獣医、訓練士といった専門家達の様に時には間違ってしまうこともあります。
そうは言っても、アニマルコミュニケーターは、動物が何を考え、何を感じているか、彼らの観点から何が問題なのかを正確に理解してそれを飼い主に説明し、飼い主の質問に的確に答え、ガイダンスや、飼い主が知らなかった、又はすでに知っていた情報(確認として)を、正確に提供できる必要があります。言い換えれば、アニマルコミュニケーターは、飼い主が直面しているペットとの問題を解決するための情報提供者なのです。
しかし、動物は私達と同様に、変わりたくない、変化に同意したくない、又は行動を変える必要性/理由が分からなければ、変わろうと思わないものです。ですから、全ての問題が解決出来るわけではないということを覚えておくことがとても重要です。
飼い主が、無意識に動物の問題行動を褒めてしまっていたり、正しい行動を教える努力をせずにいる中で、動物の行動の変化を期待するのは現実的ではありません。 トレーナーの有無にかかわらず、動物を訓練し、動物のニーズを満たすことは、飼い主の責任です。 言い換えれば、アニマルコミュニケーションのセッションの最良の結果をもたらすには、動物、アニマルコミュニケーター、そして飼い主の協力が必要なのです。
アニマルコミュニケーターの費用はどのくらいかかりますか?
一般的に費用は、アニマルコミュニケーターの経験年数と訓練内容によります。私の提供するサービスとその費用は、こちらのリンクでご覧いただけます。